「夏みかん」について

少しごぶさたしてしまいました。季節の移り変わりは速いものです。桜は散り八重桜も散り今では緑鮮やかな葉桜になっています。冬の寒さもなくなりさわやかな季節になりかかっています。これからは鯉のぼりが泳ぐ季節になるんだなあと思います。

最近での大きなニュースで熊本、大分での大震災がありました。心よりお見舞い申し上げますとともに被災の方々の健康と生活が最優先に保たれます様にと祈っております。

今月末の献立に甘夏が入っています。夏みかんはこの季節の果物として昔からありますね。八百屋さんやスーパーには他にハッサク(八朔)やサンフルーツなど似たものがでています。

夏みかんは江戸時代中期に山口県の青海島海岸に流れ付いた種をまいて育てたのが最初と言われています。夏代々と呼ばれていたそうです。代々に受け継 いでいって欲しいとの意味が込められていたとのこと。時代が移り変わり、代々はヨヨとも読め病気や体の衰弱を連想するので明治時代以降は夏みかんと呼ぼう となったそうです。

夏みかんは酸味が強いので最初はしぼり汁を食酢の代わりにしていたものを、やはり明治時代頃果肉も食べられる様になりました。

熟期は4~6月で主産地は熊本、愛媛、大分、和歌山、静岡、山口です。

甘夏は夏みかんから枝変わりで昭和10年に大分で発見されたとのこと。夏みかんより酸味がやわらかいので今ではこちらが殆ど主流になっています。

他に甘夏から枝変わりで発見されたサンフルーツは甘夏より果皮が滑らかで剥きやすく糖度が高い。ハッサクは別品種の様で時期が早いです。12~1月頃収穫され2か月位貯蔵して酸味が落ち着いた頃出荷されるとのこと。なので3~4月頃出回るとなっています。

この頃思い出すのは、高校が食品化学科だったのでマーマレードジャムを作っていました。甘夏の皮を剥いて皮のみ使用で実は捨てていました。その実と 果汁をもらい砂糖を足して飲んでいました。飲み残ったものを一升瓶に入れて教室のロッカーに入れていたら温度上昇で発酵して、とんでもないことになった事 がありました。

それではまた次回よろしくお願い致します。

「わらび」について

平成27年度が終わります。卒業式も終わりこれからは入学式や新学期の始まりです。また新社会人としてすでに出発されている方もあるでしょう。この 時期の空気の匂いを嗅ぐとその頃の思い出と一緒によみがえってきます。私の場合は栄養士の卒業式前から新しい職場で働いていたので卒業式の別れの辛さが少 しもありませんでした。

桜が咲きました。お花見真っ盛りです。花より団子です。飲み過ぎ食べ過ぎやり過ぎには注意して楽しい時間を過ごしていきたいものです。

山菜の時期には少し早いようですがわらびについて。

わらびを採ったことがある方はわかると思いますが、地面から茎がニョッキリ出ています。先端が握りこぶしや手をすぼめた形になっています。このこぶ し状の部分が成長して葉や枝になります。わらびは全て天然ものばかりと思っていたら、明治時代から栽培が行われ市場に出回っているものの殆どが栽培ものと のことです。主産地は東北の各県。

あく抜きしてから食べます。木灰や重曹を振りかけてから熱湯をかけるか茹でます。ゆで汁に冷めるまでつけておき流水で洗います。

食べ方は、煮物、和え物、浸しもの、天ぷら、五目ごはん、山菜ちらし、山菜そばなどです。

ちなみに、似たものでぜんまいがありますがこちらはあくが強いせいかあく抜きしてすぐには食べず干したものを何度も水を替え茹で直して戻して水煮や味付けすることが多いと思います。

春には春の野山の味を味わっていきたいものです。

それではまた次回よろしくお願い致します。