管理栄養士のマル秘雑学 平成28年4月1日「わらび」について
平成27年度が終わります。卒業式も終わりこれからは入学式や新学期の始まりです。また新社会人としてすでに出発されている方もあるでしょう。この 時期の空気の匂いを嗅ぐとその頃の思い出と一緒によみがえってきます。私の場合は栄養士の卒業式前から新しい職場で働いていたので卒業式の別れの辛さが少 しもありませんでした。
桜が咲きました。お花見真っ盛りです。花より団子です。飲み過ぎ食べ過ぎやり過ぎには注意して楽しい時間を過ごしていきたいものです。
山菜の時期には少し早いようですがわらびについて。
わらびを採ったことがある方はわかると思いますが、地面から茎がニョッキリ出ています。先端が握りこぶしや手をすぼめた形になっています。このこぶ し状の部分が成長して葉や枝になります。わらびは全て天然ものばかりと思っていたら、明治時代から栽培が行われ市場に出回っているものの殆どが栽培ものと のことです。主産地は東北の各県。
あく抜きしてから食べます。木灰や重曹を振りかけてから熱湯をかけるか茹でます。ゆで汁に冷めるまでつけておき流水で洗います。
食べ方は、煮物、和え物、浸しもの、天ぷら、五目ごはん、山菜ちらし、山菜そばなどです。
ちなみに、似たものでぜんまいがありますがこちらはあくが強いせいかあく抜きしてすぐには食べず干したものを何度も水を替え茹で直して戻して水煮や味付けすることが多いと思います。
春には春の野山の味を味わっていきたいものです。
それではまた次回よろしくお願い致します。